安城 漆喰壁の庭

ラフスケッチ

 

建物のイメージが和を意識したもの。外壁には漆喰風の塗装材が使用されておりオーナーの持っているイメージが感じられました。が外回りのイメージについては建物と調和していれば良いというものでした。ただ、駐車場は3台停められるようにしたいとの条件があり、庭として使えるスペースはメインの掃き出しの扉の前のみとなってしましました。

前面が道路ということである程度の目隠しは必要なのですが高い壁を設けると圧迫感がある。道路を挟んだ向かい側が田んぼなので借景を利用するため低い壁を設けることにして草木で軽く目隠しをするというプランにしました。壁は建物と同じ外壁塗装材を使い漆喰風にすることで建物との調和と借景を引き立たせるものにしました。また1枚ものにするのではなく4枚壁を重ねることにより実際のスペースより奥行きを広く感じさせるように配置しました。

アプローチは自然石を使用。白い壁とのコントラストをつけるため黒っぽい石をピックアップしました。建物側のタイルも石に色合いを合わせて頂きました。メインツリーにはエゴノキ、和を意識してコハウチワカエデ、目隠しの常緑樹にはシマトネリコやプリペット・マホニアセイリュウを配置しました。間仕切りに草木を使っているため水やりなどお手入が必要になってしまいますが、草木の成長や花を楽しんで頂けたら幸いです。

 

エリア
愛知県安城市
施工面積 外構約90㎡
使用植物 エゴノキ・イロハモミジ・シマトネリコ・プリペット・マホニアセイリュウ・シロヤマブキ・クリスマスローズ・ヒューケラ
使用材料 シャーロックストーン(アプローチ・壁の飾り)・カルクウォール(外壁塗装材)